2010年4月8日木曜日

ショパンからモンテヴェルディ!?どちらも熱〜い!!


この3月はほんの半月の間に400年前からぐぐぐっと200年の月日を駆け巡ってきました。
上旬は仲道郁代さんの独奏でショパンのピアノコンチェルトの伴奏をさせていただいていました(8月に録音予定)。フレデリックの、デリケートでありながら鍵盤から溢れ出る「熱〜い吐露」、私のピアノへの羨望はこれなのです。これをヴァイオリンで弾けないのがなんとも悔しい・・・。しかし!!今回オーケストラパートを弾きながら、彼の描き出してくれた弦楽器の音がまるでパーフュームのように香しいのを実感しました!




(3月7日:クラシカルプレイヤーズ東京/これはショパン協奏曲の前座で演奏したヴィヴァルディ四季の春。ヴィヴァルディ、ショパン、ベートーベン交響曲と、このコンサート自体、かなり時代を疾走しました・・・)


そんなわけで、アニマ・コンコルディアはすっかりショパン憑いておりましたが、その2週間後、そこから一気に飛んで今度はモンテヴェルディ。
ショパンは1810年生まれ、今回演奏したモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」の出版は1610年、つまりは200年遡ったわけ・・。さすがにリハーサルの初めでは・・自転車で坂道を上がる・・・?みたいな感じで耳に向かい風を感じておりましたが、あっというまにモンテヴェルディの魅力に引き込まれてしまいました。個性も時代も全く違うけど、どちらも熱い〜!!いろんな時代にタイムスリップしながらそれぞれのロマンを味わう事の出来る私たち現代人は幸せです〜!!