宇宙には、失敗という観念はありません。失敗と受け取るのは「私」です。
今は亡きステファン・グラッペリの演奏に、かつて「ミス」を聞いたことはありませんでした。
かといって、「ノーミスだ」とか「完璧だ」という印象すら与えません。
ただ、自然なままです。
あまりインスピレーションの湧かない相手とセッションをしているときも、
「なんかつまんないなー」という自分をアートにしてしまっています。ただただ、自然です。
農(agriculture)と創る楽しみ(creativity) 、アグリエイティブな日常と世界を心に描くヴァイオリン弾きです。皆さん一日に一つでも笑顔を増やせるブログを 目指して綴ります。
2012年10月30日火曜日
2012年10月29日月曜日
もやの中の散歩
もやの中を歩くのって結構わくわくするものです。
一面真っ白、今までの光景が一変して、日常的じゃなくなる。
周りも行き着く先も全く見えないから、「自分が自分と一緒にいる」という感覚が戻ってくる。
そう思うと、「先が見えない」という状況もそう悪くないです。
そういえば、ステファン・キングのThe Mistという映画を観たことがあります。
なかなかすごい結末、考えさせられます。
あまいとうがらし・・・?
来月11月11日(日)の公演のお知らせです。「あまいとうがらし」は今回の公演名なのです。
今回は特に場所がおすすめ。旧古河庭園内になる洋館でのアフタヌーンコンサートです。
最近東京駅が復元されて話題を呼んでいますが、あの東京駅を設計した辰野金吾の師、イギリス人建築家のジョサイア・コンドルが手がけたのが、今回の公演場所、古河財閥の邸宅です。
先日、打ち合わせでうかがった際に、洋館を少し見せていただいたのですが、洋と和を絶妙なセンスで斬新な形でとりこんだ、コンドルのユニークさが随所に見られ、また、あらゆる細部に繊細な心遣いが施されていて、感動的でした!
ここはいつでも入れるわけではないんですよ。はがきで応募予約をして、決められた日時にガイド付きで見学するんです。今回の公演では、聴衆の皆さんのみ入 館が許され、見学にとどまらず、洋館でのゆっくりとした時間を音楽付きで楽しめる、という、お休みにはぴったりな音楽会です。
目の前に広がるのはバラ庭園。今年は暖かかったために、バラのシーズンが後にずれ込んでいるようで、おそらくまだバラも楽しめるかも、と関係者の方はおっしゃっていました。庭園を散策した際には、抹茶をご賞味いただける場所があるそうです。
さて、公演についても、今回のアニマコンコルディアはちょっと新しい試み、です。
パウルの母国、ヴェネズエラの音楽を中心にご紹介!
アニマコンコルディアのリサイタルで、軽い気持ちでアンコールに演奏したヴェネズエラのワルツ、これがヤケにうけまして・・バロックとヴェネズエラ音楽とで対話しながらの舞台になります。
「コンドルが目指したのは『和洋折衷』ではなくて、和と洋の『調和』なんです」とガイドしてくださった女性がおっしゃっていたコメントがとても印象的だったのですが、私たちの公演も、バロックの叙情とヴェネズエラの叙情に調和というか共鳴を感じて、の企画です。
どうぞ、建築しかり、音楽しかり、様々な「アート」を味わえる日曜となりますように・・・
ちなみに、あまいとうがらし、ってほんとにヴェネズエラでそういう名前のとうがらしがあるんですよ。あまい、というか、「からくない」という意味です。お料理にコクがでて、ヴェネズエラでは欠かせないスパイスです。
今回は特に場所がおすすめ。旧古河庭園内になる洋館でのアフタヌーンコンサートです。
最近東京駅が復元されて話題を呼んでいますが、あの東京駅を設計した辰野金吾の師、イギリス人建築家のジョサイア・コンドルが手がけたのが、今回の公演場所、古河財閥の邸宅です。
先日、打ち合わせでうかがった際に、洋館を少し見せていただいたのですが、洋と和を絶妙なセンスで斬新な形でとりこんだ、コンドルのユニークさが随所に見られ、また、あらゆる細部に繊細な心遣いが施されていて、感動的でした!
ここはいつでも入れるわけではないんですよ。はがきで応募予約をして、決められた日時にガイド付きで見学するんです。今回の公演では、聴衆の皆さんのみ入 館が許され、見学にとどまらず、洋館でのゆっくりとした時間を音楽付きで楽しめる、という、お休みにはぴったりな音楽会です。
目の前に広がるのはバラ庭園。今年は暖かかったために、バラのシーズンが後にずれ込んでいるようで、おそらくまだバラも楽しめるかも、と関係者の方はおっしゃっていました。庭園を散策した際には、抹茶をご賞味いただける場所があるそうです。
さて、公演についても、今回のアニマコンコルディアはちょっと新しい試み、です。
パウルの母国、ヴェネズエラの音楽を中心にご紹介!
アニマコンコルディアのリサイタルで、軽い気持ちでアンコールに演奏したヴェネズエラのワルツ、これがヤケにうけまして・・バロックとヴェネズエラ音楽とで対話しながらの舞台になります。
「コンドルが目指したのは『和洋折衷』ではなくて、和と洋の『調和』なんです」とガイドしてくださった女性がおっしゃっていたコメントがとても印象的だったのですが、私たちの公演も、バロックの叙情とヴェネズエラの叙情に調和というか共鳴を感じて、の企画です。
どうぞ、建築しかり、音楽しかり、様々な「アート」を味わえる日曜となりますように・・・
ちなみに、あまいとうがらし、ってほんとにヴェネズエラでそういう名前のとうがらしがあるんですよ。あまい、というか、「からくない」という意味です。お料理にコクがでて、ヴェネズエラでは欠かせないスパイスです。
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