2014年6月16日月曜日

デイヴィッド・ギャレット

先日偶然ヴァイオリニスト、デイヴィッド・ギャレットがテレビ出演しているのを発見。
デイヴィッドは「熊蜂の飛行」という作品を最速で演奏しギネスブックに載ったヴァイオリニストなんです。
一番速い熊蜂の演奏、ギネスブックで認定された瞬間のビデオを観たい方は
http://youtu.be/NHkX0URELfQ
(その演奏自体は最速なだけあって(笑)あっという間に終ってしまうので、番組の中でかなり引っ張っていて、ビデオではほんの最後の2,3分です・・・)
来日したのはライブのためでもあるけれど、彼がパガニーニに扮して出演した映画の宣伝のためのよう。
そんなわけで、テレビではパガニーニのカプリース第24番を披露。
彼の面白いところは、例えばこのカプリース、ギター伴奏をアレンジして演奏。
カプリースは練習曲のように聞こえてしまいがちだけれど、彼の演奏はイタリア人Bellissimoなパガニーニを連想させてくれて面白かった。
それでは早速・・・、と映画を鑑賞。
巷で見られる肖像がではあんまりハンサムとはいえないパガニーニ、カジノ営業や重なる逮捕歴、女性遍歴などなど、残る逸話を聞いていると、 映画でのパガニーニはちょっとダンディすぎないか?笑
自分の中のパガニーニのイメージが強いのか、今ひとつニコロを見た、という実感が湧かないんだが、
映画に盛り込まれたヴァイオリンのパフォーマンスはかなり満足に愉しめる。
ストラディヴァリウスで奏でる超絶技巧の中にヴァイオリンの色っぽさが感じられる。
そんな演奏を聴いていると、「そうかあ、女性達をイチコロにしたニコロなのだから、映画で描いた部分も本当なのかもしれない・・」と思えてきたり。
ちなみに、パガニーニのお相手の清純な歌手の声もなかなか味がありまた色っぽくて良かった。
最終的には「デイヴィッド・ギャレットを愉しんでください」という映画かも。
彼がパガニーニのイメージで作曲しているらしいんだけど、どれだろう・・