今日は朝から不思議なお話で始まりました。
お茶を飲みながら、ペラペラとめくっていた広告に書かれていた記事が、
なんとも不思議で感動的だったので、ご紹介します。
洞爺湖にある佐々木ファーム、農業を営む村上さん夫婦のお話。
奥様のさゆみさんのご実家が専業農家で、旦那様の貴仁さんは婿として入り、
農業を営むように。
「自分たちは無農薬を食べて、出荷する野菜は農薬まみれ」
といった現実を知って愕然、何とか現状を変えたいと思っても、
「理想論では飯は食えない」という先代との関係は険悪になるばかり。
そんな状況では当然経営も下向きで、借金生活。
限界を感じて、一からやり直そうと思っていた矢先・・・
いつものように子供達を寝かしつけた後、夫婦喧嘩になってしまう。
途中で子供の様子を見に行ってみると、
なんと。。。。ご長男の大地くんの心臓が止まっていたと。。。。
息子さんを亡くされて、毎日泣いて暮らすご夫妻。
そんなある時、本をプレゼントされ、読んでみるとそこに
「ありがとうと十万回唱えれば奇跡が起こる」
と書いてある。
半信半疑ではあるものの、とにかく藁にもすがりたい気持ちで暮らしていたご夫妻は、
とにかく「ありがとう」を言い続ける。
ということは、仕事のときもだから、
ぶつぶつ「ありがとう」といいながら、畑の作業をしているわけ。
すると、卸先から、
「野菜の味が変わった」と言われるようになったとか・・
そして自分自身にも変化が。
ありがとうと言い続けているうちに、
地球上のすべての命に感心がわき起こってくる。
虫も、雑草も大切な命。
そんなわけで自然に、農薬や肥料が使えなくなってしまった。
今の佐々木ファームのありがとう農法(自然農+ありがとう♡)は
こうして生まれたそうです。
しかし、話はまだここで終らない!
「なくなった大地くんのためにも、ありがとう農法で農業をやっていこう!」
そう決めた矢先、さゆみさんが病に。。。
ネフローゼ(尿に蛋白がでてしまうために、血液中の蛋白が減ってしまってむくみを起こしてしまう症状。)と診断され、治療法もなく、明日死ぬかもわからない。
さゆみさんは自宅療法を選択され、食事療法から瞑想から、あらゆるものを取り入れて
病と向き合うが、なかなか良くならない。
大地くんの命日の晩、さゆみさんは感極まって
「私は死んでもいい。だけど、もしやることがあるなら生かしてください。
もしそれがみんなの役に立てることなら生かしてください。」
と大地くんに祈り、泣き続けました。
満月の翌日、さゆみさんはトイレに行くとおしっこがとまらない、
一度出てもまた行きたくなる。その繰り返しを三日三晩。
次の満月、翌々月の満月も同じことが起こり、むくみで膨れていたお腹も、80キロにもなっていた体重も元通りに。。。。
大地には大地のエネルギーがあり、
人にも生まれたときからそれぞれに備わっているモノがある。
「ある」ものから未来をつくる楽しみを伝えることが、
私たちの生きている理由。
とさゆみさんは言います。
自分に与えられたものに気づいた方のお話を聞くと、
起こること全ては気づけるように与えられているメッセージ的イベントなんだなあ、
と教えられますね。
このお話の映画が上映されるそうです。