2012年12月20日木曜日

弓製作中の休憩話から 航海

新大陸を発見することで、ヨーロッパはいろんな「お宝」に出会うことになります。ゴールド、カカオ、コーヒー、砂糖・・。野菜なんかでいうと、トマトと言えばイタリア、ジャガイモといえばオランダやドイツ、と思われがちですが、これらがわたってきたのは「カリブ海」からなのです。「ひょっほほ〜い」とばかりにヨーロッパの大国はカリブ海の島々につばをつけはじめます。スペインはキューバ、プエルト・リコ、サント・ドミンゴの一部、イギリスはジャマイカ、バルバドス、その他小さな島々、フランスはサント・ドミンゴの西部、マルティニーク、グヮダルーペ、等。 そして、その「お宝」をヨーロッパに持ち帰るため、貿易目的での船がどんどんと出入りするようになります。 2003年制作されたアメリカ映画「マスター アンド コマンダー」、新大陸発見時代よりずっと後、ナポレオン戦争中の1800年頃の話になりますが、航海に生きる人々の男気がたっぷり楽しめます。音楽を愉しむ場面ではモーツァルトやボッケリーニも音で登場しますよ。