2012年12月14日金曜日

ヴィルトゥオーゾ

ジャン・ミシェル・モルクという人が、「偉大なるヴァイオリニストたち」という著書を出版しています。クライスラーからクレーメル、50人の名ヴァイオリニストたちが紹介され、それぞれの演奏CD-ROMもついています。それぞれ個性の光るプレイヤーばかりで、いい時代ですね。しかし、紹介されているプレイヤーの中で一番古いのがクライスラーということは、1800年の後半からの話。じゃあ、その前はどうなの?っというと、これまたガツっと250年ほど遡ってみても、なかなかすごいんです!ヴェルサイユ宮殿が盛り上がっていた時代、王様がお抱えにしていたヴァイオリニストはなんと24人!すべての奏者名を突き止めているわけではありませんが、楽譜に残されている複数のヴァイオリニストたちの譜面からそのすごさがうかがわれます。残念ながら、録音は残っていないので、私たちが変わって録音、ということで(まがいものの複製にはなってしまいますが・・笑)ルクレール、2本のヴァイオリンのためのソナタを全集録音しました。まずは第2巻を2枚組でリリース、そしてこのたび、第1巻がもうすぐ、もうすぐ産声をあげるところです! そしてライヴァルもまだまだやってきますぞ。