2012年12月21日金曜日

普段気づかないでいること

 日々、忘れちゃうけど、創造の力をみんないただいている。

http://www.youtube.com/watch?v=fXynrsrTKbI

2012年12月20日木曜日

弓製作中の休憩話から 航海

新大陸を発見することで、ヨーロッパはいろんな「お宝」に出会うことになります。ゴールド、カカオ、コーヒー、砂糖・・。野菜なんかでいうと、トマトと言えばイタリア、ジャガイモといえばオランダやドイツ、と思われがちですが、これらがわたってきたのは「カリブ海」からなのです。「ひょっほほ〜い」とばかりにヨーロッパの大国はカリブ海の島々につばをつけはじめます。スペインはキューバ、プエルト・リコ、サント・ドミンゴの一部、イギリスはジャマイカ、バルバドス、その他小さな島々、フランスはサント・ドミンゴの西部、マルティニーク、グヮダルーペ、等。 そして、その「お宝」をヨーロッパに持ち帰るため、貿易目的での船がどんどんと出入りするようになります。 2003年制作されたアメリカ映画「マスター アンド コマンダー」、新大陸発見時代よりずっと後、ナポレオン戦争中の1800年頃の話になりますが、航海に生きる人々の男気がたっぷり楽しめます。音楽を愉しむ場面ではモーツァルトやボッケリーニも音で登場しますよ。

2012年12月19日水曜日

バロック人と私たち

バロック時代というのは、ルネッサンス(再生)の延長線上にあって、目覚めと変化の時。忘れてはいけないのは、混沌が在ってくれるお陰で目覚めがある。世界の終末とか騒がれる現代の私たちも、決してバロックの人々から遠くないんじゃないかな。目覚めのチャンスを喜びながら大いに喜怒哀楽しよう。

2012年12月18日火曜日

弓製作中の休憩話

弓につかう材木の話になった時、たちまち新大陸発見の時にまで遡りました。 520年まえの1492年、コロンブスが大西洋を横断して、南アメリカを発見するのです。 520年というのをかなり前と感じるか、わりと最近と感じるかは人様々でしょうが、このとき、まだヨーロッパ人は日本には来ていないのです。1271年に、マルコ・ポーロが東方見聞録という、アジアへの旅についての記録を残していて、ジパングについても語っていますが、彼が辿り着いたのは中国で、ジパングについては中国大陸で聞いた日本のイメージです。実際にヨーロッパ人が日本の地に足を踏み入れるのは南アメリカへの旅のおよそ50年後。 スペインのコロンブスが南アメリカに辿り着いたあたりの時期は、ポルトガルのヴァスコ・ダ・ガマがインドに到着しています。 さて、南アメリカを発見した、といっても、大陸を発見したのはコロンブスの四回目の航海でやっと、なのです。一度目はドミニカ共和国のあたり、「な〜んだ、島じゃん」といって、しかし美しいその場所を目の当たりにして既に〔新世界」を思ったことでしょう。2回目はキューバ。つまりバハマ諸島を発見したということですね。3回目もまた島。やっと四回目に、大陸に辿り着いたのです。パウルの母国、ヴェネズエラを発見したのもその時。ヴェネズエラでもコロンビア側のマラカイボのあたり。マラカイボには海に面して大きな湖があるのですが、そこに辿り着いたようです。湖上に建つ家々をみて、「ヴェネツィアみたいだ」とつぶやいたコロンブス(スペインのコロンブス、と書きましたが、コロンブスはもともとイタリア人)。ヴェネスエラの「スエラ」の部分はヴェネツィアの縮小辞なんです。

おフランス 

フランス料理といえば、美しく、繊細な芸術的料理として今では知られていますが、もともと洗練されたその調理法はもともとはイタリアからやってきました。もっともそれも14世紀くらいまでに遡りますが。ぐっと変わってくるのは、1500年の前半にイタリア・フィレンツェの大富豪メディチ家から、カトリーヌがフランスに嫁ぐところからです。彼女が一緒に料理人を連れてきたからです。彼女は食とファッションにはこだわっていたので、日夜晩餐会。そこで眼を見はるメニューが・・。例えば子牛や豚の脳みそのシチューなんかとか・・。ケーキ、アイスクリームなど、今親しまれている色とりどりのスイーツもその頃。
さて、ヴァイオリンのフランスでの歴史も、この流れにかなり似ています。

2012年12月14日金曜日

ヴェルサイユ

まず、ヴェルサイユというのがどのくらいゴージャスかというと、1612年、ルイ13世が結婚したときのお祝いで、無料の公開コンサートが開かれたんだって。公開、といってもどの程度の人々に公開だったのか、っていうのはちょっとわからないけれど、ロイヤルパレスの前の広場というから、誰でも見れたんじゃないかな。何と200のトランペット、オーボエ、歌声、あらゆる楽器が天に向かって鳴り響いていたんだとか!もちろんパレス内も、教会も、すべて音楽で埋め尽くされていた。おー、何とゴージャス!
話はそれますが、オランダの女王の誕生日には、誰でも通りに出て、商売をすることが許されて、子供も自分のいらなくなったおもちゃを通りに並べて売ったりするんだけど、そのときの町はほんとに人、物、物、人、に埋め尽くされていて、しかもその陽気さといったらすごいもの!まあ、日本のねぶた祭やリオデジャネイロの祭りでも同じなんだけど、つまり200のトランペットでそんな状態、ということになるわけで・・・いいなー、いってみたい!

ヴィルトゥオーゾ

ジャン・ミシェル・モルクという人が、「偉大なるヴァイオリニストたち」という著書を出版しています。クライスラーからクレーメル、50人の名ヴァイオリニストたちが紹介され、それぞれの演奏CD-ROMもついています。それぞれ個性の光るプレイヤーばかりで、いい時代ですね。しかし、紹介されているプレイヤーの中で一番古いのがクライスラーということは、1800年の後半からの話。じゃあ、その前はどうなの?っというと、これまたガツっと250年ほど遡ってみても、なかなかすごいんです!ヴェルサイユ宮殿が盛り上がっていた時代、王様がお抱えにしていたヴァイオリニストはなんと24人!すべての奏者名を突き止めているわけではありませんが、楽譜に残されている複数のヴァイオリニストたちの譜面からそのすごさがうかがわれます。残念ながら、録音は残っていないので、私たちが変わって録音、ということで(まがいものの複製にはなってしまいますが・・笑)ルクレール、2本のヴァイオリンのためのソナタを全集録音しました。まずは第2巻を2枚組でリリース、そしてこのたび、第1巻がもうすぐ、もうすぐ産声をあげるところです! そしてライヴァルもまだまだやってきますぞ。