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2017年4月16日日曜日

アニマコンコルディア CDリリース!

アニマコンコルディア  CDリリース!


地表が芽吹きはじめました。




そして今日はイースター。

「再生」「復活」する喜びを胸に、
このイースター日、
アニマコンコルディアデュオ第3作目のCDを
リリースいたしました!


前2作で録音したジャン・マリー・ルクレールに続き、
彼のライヴァルだったギニョンをはじめ、
同時代にフランス宮廷を飾った名ヴァイオリニストたちのデュオ作品を
集めました。

ホームページにて販売しております。
もうすぐアマゾンでも販売の予定です。





2015年3月15日日曜日

テレマン part 2

そうこうしているうちに、テレマン公演の日がやってまいりました。

昨日は移動の車中で、彼が書いたブロッケスの受難オラトリオを聴いておりました。

ブロッケスというのは、当時のハンブルグ出身のドイツ詩人。

ドイツ語協会なんかを設立しちゃったりしていて、ドイツ語、そしてドイツ文学に貢献した大物詩人だったのでしょう。

昔は実はドイツ語って、今のように整った言語じゃなかったんです。

地域によっての方言みたいなものがかなりあって、ドイツ全体共通言語といった感じではなかったみたい。

まあ、神聖ローマ帝国と言われるような時代から、絶えず領土が増えたり減ったりしてたわけで、今で言うポーランドやオランダ、ベルギー、様々な国が領土だった時期もあるわけだから、とにかくラテン語、イタリア語、フランス語、オランダ語、諸々が話されているところにどーんっとドイツ!と言っているわけ。


しかも、イタリア文化、フランス文化なんかは洒落た文化とされていたから、洒落たい貴族はやたらとイタリア言葉、フランス言葉を混ぜていたらしく、

もう、訳の分からないチャンポン状態笑。

それがそもそものドイツ語だったとさ。

今のドイツ語からは想像できませんよね〜。


まあ、今の日本でも、やたらカタカナ言葉入れて話すこと、ありますよね。

(もうコンピューターなんかになると、カタカナばっかりで、Windowsにやたら聞かれる質問、全く何言ってんだかわかんなくて、とりあえず「はい」をクリックして深海にハマったこととか、ありません?私は何も聞いてこない、という理由でMacへ逃げました笑)


なので、「おい、ドイツ語、こんなことではあかん。」

っと言う文化人たちが、

『美しいドイツ語』

これに文化の花を咲かせる瞬間がバロック時代なのです。


まあ、これも、ルターが聖書をドイツ語に訳したあたりから大きく動きはじめたのではないかしら…

ドイツ語協会、というのはそういう背景があるのではないかと思います。

そんな著名なブロッケス、一つ彼の名言をご紹介しましょう。

「愚か者は、
金を持って死んで行くために
貧乏に暮らす」


うぉう、うぉう、これだけの言葉数で
これだけのメッセージ性、
やりますな、うむ。

このブロッケス、オラトリオというものを書きました。
オラトリオといえば、宗教を題材にしての抒情詩、
もっとわかりやすくいうと
劇のように情景をリアルに感じれるように
書かれた形のもの。

バロックの「生々しい表現」を象徴するような形式とも
言えるでしょうね。

彼のオラトリオは
『臨終のイエス』

日本でいう、武蔵弁慶の闘いみたいな
人の心を掴む永遠のテーマですね。

これが数カ国語に翻訳されたようですから、
ロングセラーだったということでしょう。

これに音楽家たちがインスピレーションを受けて
こぞって音で描写を加えた、

ヘンデルも、
テレマンも。

(他、是非聴いてみたいのが、
シュテルツェルという作曲家のもの。
オススメらしい。)

今日の話し、テレマンじゃないのかい、

っていうくらい前置きが長くなりましたが、

刺激を受けたテレマンのブロッケス受難オラトリオ、

冒頭のsinfonìa、

すっごいいいです。

なんだか、
モーツァルト?いや、ベートーヴェン?
みたいな、時代を超越した感じの始まり。

そして、

オーボエはイエス?

と思わせるような演出。


そこに絡み寄り添う
ヴァイオリンの音色の使い方!


 中間部にくるとでテレマン、
オーボエになんとまあ、大それたことを...

それを聴けばもう溢れんばかりのエモーションに
押されていくようで

たまらなくなるのですー。



私はルネ•ヤコブの録音を聴きましたが、散々饒舌に語った後に、

最後にヴァイオリンの一言で

私たちの気持ちを
これから始まる話へと引き込んでくれるんです。


彼の楽器の使い方には
本当にセンスの良さを感じます。

いやあ、テレマンのイメージ、
変わります。







































2015年3月7日土曜日

テレマン

こんにちわ。アニマコンコルディアのヴァイオリン弾きKaori です。

アニマコンコルディアのホームページはこちら。www.animaconcordia.com


来週末は久しぶりに名古屋へ行きます。

中部地区の古楽愛好家に結成された名古屋バロック音楽協会、
アニマコンコルディアの名古屋公演の際には
会報に掲載していただいたり、いつもお力を貸していただいておりました。

ここの代表をされている片岡さんがリサイタルを開催されるので
ご一緒させていただきます・・


片岡さんは毎年必ずご自分でリサイタルを企画されていて(脱帽!)
今回はテレマン三昧プログラムでございます・・

詳しくはこちら。
名古屋バロック音楽協会 
http://www.nagoya-baroque.com/cgi/caldiary/caldiary.cgi

フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ
そしてチェンバロ、というゴージャスな品揃え。

それぞれ違った個性を持つ楽器四つが一緒になって会話する
まるで、
うな重とステーキと寿司とパスタが一気に味わえてしまうような
(あまり嬉しい組み合わせじゃないじゃないか・・・)

まるで、
ピザ生地にチョコとナッツを振りかけて、カプチーノといただいたら
すっごい美味しかった!っというような
(まだわかりにくいか・・)

まるで、
ワイン、前菜、メイン、デザートとフルコースを頂いた後の
全行程の満足感というのか
(・・頑張りました・・)

そういった感覚が味わえる四重奏曲をテレマンは書きました。

そしてこのコンサート、
なんとなんと、その四重奏曲集の一つの巻を全部やってしまうという
(巻には6曲はいっておるのでございます・・汗)

かなりコアで、

かなりレアなコンサートでございます。


はっきり言いまして、

お話を頂きました時には

こ、これは・・
挑戦状・・・

かなりマラソニックでございます。


作品のエンターテイメント的充実性を楽しめるのはもちろんのこと、
ミュージシャンが汗かきもがく、
そんなエンターテイメントも楽しめるかもしれません笑。

まあ、ヴァイオリンというのは、そもそも抒情からヴィルトゥオーゾまで、
大抵忙しく動き回るものですが(ほほほ・・自慢げ?)


しかし、とっても優雅で上品な楽器である
ヴィオラ・ダ・ガンバ、

テレマンはそのガンバを、
この作品ではまるでヴァイオリンのように動き回らせるのでございます。


しかしテレマン、
巷でよく聞かれる名前ではありながら、
なんとなく印象の弱い作曲家のイメージ?というのが
無くはないのですが、
(多作な作曲家なので、いろいろ聴いているうちにテレマンの手の内を読める、と思ってしまうところにあるのかも・・?)

いやしかし、いろいろと演奏してみるとやはりこの人、
ホントに書き方知っていたなー、と

そして、其々の楽器の可能性が明確に読み取れていた人なんだなー、と

感心するばかりでございます。

学校で必ず教わる
ヘンデルとバッハとも親交があつかったわけですから・・
音楽セレブなわけですよね笑

音の職人、しかも匠、というところでしょうか。
すごいです。


そのすごさ、ちょっとやそっとでは紹介しきれないですが、
今日から来週の公演日にかけて
ちょっとづつテレマンのご紹介ができたらな、と思います。

今日はまずはご挨拶までに、1曲だけご紹介して・・

コンサートの演目とは関係ありませんが、

今日のような土曜日の朝、
或は、
夕暮れ時の空を見上げながらでもよいでしょう、

テレマン作 トランペット協奏曲 ニ長調の一楽章

是非聴いてみてください。

通常はキンキラで
おめでたい時に参上するトランペットですが、

そのトランペットがしっとりと歌い奏でる
素敵な曲でございます。

できればバロックトランペットで聴いていただきたいなー。
どこか温かみを含んだ音色です・・


ちなみに、ちょうど一週間後、3月14日(土)は
なんとなんとテレマンの誕生日ですよー。


その一日前にイブ公演する片岡さん、
さすがオツだなー。