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2016年2月1日月曜日

2月に入り

いよいよ2月に突入。
今週末、「バッハを読む」というコンサートを控え、
読んでおります・・・汗。

今回の会場は水戸奏楽堂。
音楽を愛して止まないオーナーさんが、
演奏家の息遣いまで感じれるようなコンサートを
提供したい、という想いが募って建ててしまった、
というホールで、
サイズは収容人数80人弱という、
本当に息遣いの聞こえる(汗)空間です。

小さいとはいえ、音楽ホール設計専門の建築士
によるものなので、本格的なホールの雰囲気があり、
その上演奏家と聴衆の一体感を感じれる
とても贅沢なホールです。http://sougakudou310.weebly.com/



そんな場所ですので、ヴァイオリンのモノローグなんかもいいなあ、と
そして私も語りながらのコンサートです。
日曜の午後の小一時間、皆さんとバッハ(達)がヴァイオリンにかけた想いを
皆さんと共に感じられる時となりますように。


2015年3月7日土曜日

テレマン

こんにちわ。アニマコンコルディアのヴァイオリン弾きKaori です。

アニマコンコルディアのホームページはこちら。www.animaconcordia.com


来週末は久しぶりに名古屋へ行きます。

中部地区の古楽愛好家に結成された名古屋バロック音楽協会、
アニマコンコルディアの名古屋公演の際には
会報に掲載していただいたり、いつもお力を貸していただいておりました。

ここの代表をされている片岡さんがリサイタルを開催されるので
ご一緒させていただきます・・


片岡さんは毎年必ずご自分でリサイタルを企画されていて(脱帽!)
今回はテレマン三昧プログラムでございます・・

詳しくはこちら。
名古屋バロック音楽協会 
http://www.nagoya-baroque.com/cgi/caldiary/caldiary.cgi

フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ
そしてチェンバロ、というゴージャスな品揃え。

それぞれ違った個性を持つ楽器四つが一緒になって会話する
まるで、
うな重とステーキと寿司とパスタが一気に味わえてしまうような
(あまり嬉しい組み合わせじゃないじゃないか・・・)

まるで、
ピザ生地にチョコとナッツを振りかけて、カプチーノといただいたら
すっごい美味しかった!っというような
(まだわかりにくいか・・)

まるで、
ワイン、前菜、メイン、デザートとフルコースを頂いた後の
全行程の満足感というのか
(・・頑張りました・・)

そういった感覚が味わえる四重奏曲をテレマンは書きました。

そしてこのコンサート、
なんとなんと、その四重奏曲集の一つの巻を全部やってしまうという
(巻には6曲はいっておるのでございます・・汗)

かなりコアで、

かなりレアなコンサートでございます。


はっきり言いまして、

お話を頂きました時には

こ、これは・・
挑戦状・・・

かなりマラソニックでございます。


作品のエンターテイメント的充実性を楽しめるのはもちろんのこと、
ミュージシャンが汗かきもがく、
そんなエンターテイメントも楽しめるかもしれません笑。

まあ、ヴァイオリンというのは、そもそも抒情からヴィルトゥオーゾまで、
大抵忙しく動き回るものですが(ほほほ・・自慢げ?)


しかし、とっても優雅で上品な楽器である
ヴィオラ・ダ・ガンバ、

テレマンはそのガンバを、
この作品ではまるでヴァイオリンのように動き回らせるのでございます。


しかしテレマン、
巷でよく聞かれる名前ではありながら、
なんとなく印象の弱い作曲家のイメージ?というのが
無くはないのですが、
(多作な作曲家なので、いろいろ聴いているうちにテレマンの手の内を読める、と思ってしまうところにあるのかも・・?)

いやしかし、いろいろと演奏してみるとやはりこの人、
ホントに書き方知っていたなー、と

そして、其々の楽器の可能性が明確に読み取れていた人なんだなー、と

感心するばかりでございます。

学校で必ず教わる
ヘンデルとバッハとも親交があつかったわけですから・・
音楽セレブなわけですよね笑

音の職人、しかも匠、というところでしょうか。
すごいです。


そのすごさ、ちょっとやそっとでは紹介しきれないですが、
今日から来週の公演日にかけて
ちょっとづつテレマンのご紹介ができたらな、と思います。

今日はまずはご挨拶までに、1曲だけご紹介して・・

コンサートの演目とは関係ありませんが、

今日のような土曜日の朝、
或は、
夕暮れ時の空を見上げながらでもよいでしょう、

テレマン作 トランペット協奏曲 ニ長調の一楽章

是非聴いてみてください。

通常はキンキラで
おめでたい時に参上するトランペットですが、

そのトランペットがしっとりと歌い奏でる
素敵な曲でございます。

できればバロックトランペットで聴いていただきたいなー。
どこか温かみを含んだ音色です・・


ちなみに、ちょうど一週間後、3月14日(土)は
なんとなんとテレマンの誕生日ですよー。


その一日前にイブ公演する片岡さん、
さすがオツだなー。














2012年10月29日月曜日

あまいとうがらし・・・?

来月11月11日(日)の公演のお知らせです。「あまいとうがらし」は今回の公演名なのです。
今回は特に場所がおすすめ。旧古河庭園内になる洋館でのアフタヌーンコンサートです。
 
最近東京駅が復元されて話題を呼んでいますが、あの東京駅を設計した辰野金吾の師、イギリス人建築家のジョサイア・コンドルが手がけたのが、今回の公演場所、古河財閥の邸宅です。
先日、打ち合わせでうかがった際に、洋館を少し見せていただいたのですが、洋と和を絶妙なセンスで斬新な形でとりこんだ、コンドルのユニークさが随所に見られ、また、あらゆる細部に繊細な心遣いが施されていて、感動的でした!
 
ここはいつでも入れるわけではないんですよ。はがきで応募予約をして、決められた日時にガイド付きで見学するんです。今回の公演では、聴衆の皆さんのみ入 館が許され、見学にとどまらず、洋館でのゆっくりとした時間を音楽付きで楽しめる、という、お休みにはぴったりな音楽会です。
 
目の前に広がるのはバラ庭園。今年は暖かかったために、バラのシーズンが後にずれ込んでいるようで、おそらくまだバラも楽しめるかも、と関係者の方はおっしゃっていました。庭園を散策した際には、抹茶をご賞味いただける場所があるそうです。
 
さて、公演についても、今回のアニマコンコルディアはちょっと新しい試み、です。
パウルの母国、ヴェネズエラの音楽を中心にご紹介!
アニマコンコルディアのリサイタルで、軽い気持ちでアンコールに演奏したヴェネズエラのワルツ、これがヤケにうけまして・・バロックとヴェネズエラ音楽とで対話しながらの舞台になります。
 
「コンドルが目指したのは『和洋折衷』ではなくて、和と洋の『調和』なんです」とガイドしてくださった女性がおっしゃっていたコメントがとても印象的だったのですが、私たちの公演も、バロックの叙情とヴェネズエラの叙情に調和というか共鳴を感じて、の企画です。
どうぞ、建築しかり、音楽しかり、様々な「アート」を味わえる日曜となりますように・・・
 
ちなみに、あまいとうがらし、ってほんとにヴェネズエラでそういう名前のとうがらしがあるんですよ。あまい、というか、「からくない」という意味です。お料理にコクがでて、ヴェネズエラでは欠かせないスパイスです。

2010年4月8日木曜日

ショパンからモンテヴェルディ!?どちらも熱〜い!!


この3月はほんの半月の間に400年前からぐぐぐっと200年の月日を駆け巡ってきました。
上旬は仲道郁代さんの独奏でショパンのピアノコンチェルトの伴奏をさせていただいていました(8月に録音予定)。フレデリックの、デリケートでありながら鍵盤から溢れ出る「熱〜い吐露」、私のピアノへの羨望はこれなのです。これをヴァイオリンで弾けないのがなんとも悔しい・・・。しかし!!今回オーケストラパートを弾きながら、彼の描き出してくれた弦楽器の音がまるでパーフュームのように香しいのを実感しました!




(3月7日:クラシカルプレイヤーズ東京/これはショパン協奏曲の前座で演奏したヴィヴァルディ四季の春。ヴィヴァルディ、ショパン、ベートーベン交響曲と、このコンサート自体、かなり時代を疾走しました・・・)


そんなわけで、アニマ・コンコルディアはすっかりショパン憑いておりましたが、その2週間後、そこから一気に飛んで今度はモンテヴェルディ。
ショパンは1810年生まれ、今回演奏したモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」の出版は1610年、つまりは200年遡ったわけ・・。さすがにリハーサルの初めでは・・自転車で坂道を上がる・・・?みたいな感じで耳に向かい風を感じておりましたが、あっというまにモンテヴェルディの魅力に引き込まれてしまいました。個性も時代も全く違うけど、どちらも熱い〜!!いろんな時代にタイムスリップしながらそれぞれのロマンを味わう事の出来る私たち現代人は幸せです〜!!






ステージ

「ステージは聴衆の皆さんとプレーヤーの間に出来上がるエネルギーでつくられる」というような言葉をある奏者の著書で読んだ事があります。「そうだろうなあ」と頷きながらも、そこから生まれてくる何かをステージ上で実感したり、味わったりというところまで行き着いたという感触がまだ今ひとつの私でした。しかし、この2週間の体験でいろいろ学んだように思います。
先週末はは大先輩方との共演でした。コンサートの前半を終えて休憩に皆でお茶を飲んでいるとき、「今日はお客様が緊張した感じがしませんか?私が疲れているのかしら?」と尋ねてみるとどうやら皆さん同じようなことを感じていたよう。今日はトークなしだよ、といっていたリーダーが急遽後半の始まりにマイクをもって舞台へ出て行きました。「今日のお客様はどうやら緊張しているね、とメンバーが言っております」とトークが始まりました。いや〜、随分とそのまま言ってくれるもんだな〜、メンバー全員ステージ裏で話の展開に冷や汗をかきつつ聞いておりましたが、そのトークの後、舞台へ入って行ったとき、もうホール全体の空気が既に少し変化していたのを感じました。作品についても上手にふれながらも、いたって自然できわめて個人的!?なお話でありましたが、それが絶妙に雰囲気をつくってくれたんだなあと感心したものです。私はお話はできれば避けたい、皆さん音楽を聴きにきてくださっているのだから、と思ってきた人間ですが、快適に音楽をたのしんでいただくために大事なことだと実感する舞台でした。聴衆の皆さんと奏者が心を近づけることで、私たち奏者も舞台上での演奏を存分に楽しめ、そしてそれを感じていただける。これが演奏会のおいしいところでしょうか。

アニマコンコルディアの公演の前日、AC(アニマコンコルディアの略)でチェンバロをつとめてくれている西山まりえさんのリサイタルを聴きにいきました。彼女が実にありのままに自分の話をしている、そしてそれを楽しくきかせてもらっている自分自身をみて少々びっくりしたほどです。私は、これまで自分の話をコンサートでしたことはありませんでした。しかし、作品の話をするにしても、自分の話がはたして演奏を楽しんでいただくことにつなげられているのだろうか?という疑問もありました。というわけで、第1演習、アニマ コンコルディアのステージでは私も思い切って、できるだけフツーにトークをしてみることにしました。しかし、これがなかなか、ステージで素のまま話す、というのが難しいものなのです。ついかたくなってしまいます。でも、考えてみれば、ありのままに演奏すべき人間が、舞台上で自分を開けないというのではおかしいものです。「舞台でバカができるようでなければ・・」 バカというのは喜劇役者を演ずることができる、という意味合いですが、そう私の師匠が話していたことを今再び心に受け留めています。
聴衆の側にたった演奏会、演奏の側で見がちになってしまっている私がもう一度スタート地点に立つべきときのようです。

バロックアンサンブル「アニマ コンコルディア」東京公演

今日は私のアンサンブルグループのご紹介をします。グループは2001年にヴァイオリン奏者パウル エレラと私で結成しました。私たちはバロックヴァイオリンを使って演奏しています。バロックヴァイオリンとは何かというと、バッハやヘンデルなどが生きていた時代、今ではバロック時代と呼ばれますが、ヴァイオリンをその当時に使用されていた楽器の状態にもどしています。例えば、弓も、バロック時代とメンデルスゾーンなどロマン派の時代を比べると形が全く違います。弦もガット弦を使います。他にも時代によって変化していったところがたくさんあります。したがって、当然奏法や音色も違い、初めて聴かれる方にとっては、ヴァイオリンというイメージがひょっとすると180度変わるかもしれません。とにかくまずは美しいガット弦の音色を味わっていただきたいと思います。

バロック時代の音楽はまさに音の対話と調和の世界です。私たち二人のヴァイオリン奏者がこうして巡り会ったことで、その音の対話と調和を表現できることはとても幸運だと思っています。実はヴァイオリンの黄金時代である17,18世紀にはヴァイオリンの魅力、そして音楽の対話を堪能できる作品があふれんばかりにあり、私たちもヴァイオリン1本のためのソナタだけでなく、2本でのトリオソナタをたくさんとりあげながら、活動してきました。その後チェンバロ/ハ−プ奏者として活躍している西山まりえとの巡り会いをきっかけに創意がさらに深まり、2008年、グループ名を「アニマ(魂) コンコルディア(連合、調和)」と改めました。今、この3人の調和により、音楽への新しいアプローチと創作が始まりました。
5月17日、のりにのったこのグループのライブを楽しんでいただけます。是非いらしてください!詳細はホームページへ http://www.animaconcordia.com

アニマ コンコルディア コンサート
”共鳴する呼吸と心情”

出演:パウル エレラ、戸田 薫(ヴァイオリン)、西山まりえ(チェンバロ)、多井智紀(チェロ、ヴィオラ ダ ガンバ)
5月17日(日) 14:00開演
近江楽堂 (京王新線初台駅東口隣徒歩5分、東京オペラシティ内3階)